物流会社のM&Aや売却を業者に依頼する際の手順や注意点など

物流会社をM&Aによって売却する場合、まずは相手企業を選ぶことが必要になります。そこで最初に仲介業者を利用して相手を探す作業を行います。ここでポイントになるのは、従業員の雇用を確保することと、できる限り高値で売れるように交渉できる相手を探すことです。そのためには会社の価値を良く理解できる企業を探す必要があります。さらに従業員の雇用を確保してもらい、その職場環境を守るためには同じ企業理念を持つ会社を選ぶということが必要になります。そのような会社を知っている仲介業者を選ぶことが必要ですし、マッチング能力が高いところを探す必要があります。会社を手離す理由は色々とありますし、業績の不振や後継者がいないことなど様々です。それぞれの理由に応じて適する相手企業を選ぶことが重要です。

会社を手離すための手順について

M&A によって会社を売却する場合、物流業の場合には規模の大きな企業へ話を持ちかけるのが通例です。特に中小企業は業績不振となるところが多く、大手企業へ編入されるケースがほとんどです。相手企業にとっても、自社では扱っていない販路を手に入れることができるメリットがあるので、積極的に買収を進めてシェアを広げているというわけです。そこで仲介業者がそのマッチングを行うことで、どこに買い取ってもらうのかを打診するという形になります。注意が必要なのはトラックや倉庫などの設備だけを目的とした買収をされないことです。きちんと従業員の雇用も担保されることと、これまでの経営方針は維持できることを契約条件に盛り込むことが必要です。共にメリットとなるような相手を探すことが必要となります。

会社を手離す際に注意したいこと

M&A により物流会社を売却する際に注意したいのは、負債などがあれば全てを開示するということです。経営者の個人的な債務もそのまま引き取ってもらうことになるので、契約条件に全て記載する必要があります。そこで経営者自身も把握していないような債務が無いように、経理を徹底してチェックすることが大事です。その上で、どのような経営者に売るのかを見定めることも重要です。たとえ高値で引き取ってもらえるとしても、その設備だけを残してスタッフが解雇されるようなことがあってはいけません。特に後継者がいないことによる売却であれば、これまで働いてきたスタッフとその家族の生活を守る責任があります。その生活が確保されるように、自分と同じような理念を持った経営者に後を託すことが大切です。